10時間

10時間。

これは直近10日間で僕がネットフリックスやyoutubeを開いた時間である。動画コンテンツって恐ろしい。知らない間に朝になったりしてる。
家に帰ると11時過ぎ。最近はバイトや打ち合わせなどで終電近くなることが多いのだが、こういう時はなぜだか映画をみたくなる。もしくはショートアニメ。

深夜の場合、何も考えないで感覚で観れるギャグ映画やギャグアニメを見ることが多い。なぜか小さい頃からそういうものが好きだったらしい。トムとジェリーとかピンクパンサーとかミスタービーン。あとドラえもん。

ああいう感覚でずーっと見れちゃうアニメは素晴らしいと思う。睡眠時間を貪られ翌日には目覚めの悪い朝が待ち構えているけれども。
たまーに驚くほどの感涙に出会うことがある。ドラえもんがボソっというセリフにジーンとくる。

のび太くんがこんな騒がしい街はやだ!といって喧騒から逃れ何百年前の村に逃げるけど、生活スタイルが違すぎて撃沈。泣きながら家に戻ってくるわけだが、そこでドラえもんが、『いつどんな時でもその時代を生き抜くためにみんな精一杯頑張っているだよ。』そしたらのび太が『そうか、僕らは、僕らの時代を少しでも良くするように頑張らなくちゃいけないんだね!』と。

もう歳のせいか、最近涙腺がやばい。ドラえもんの名言に心が刺される。大事なことはドラえもんから教わったという人は少なくないと思うが、何歳になってもドラえもんには新しい発見がある。

という感じで、ネットフリックス沼である。ハマってしまって抜け出せなくなる。一回その枠にハマってしまうとそこから視座を高めることが難しくなるから、なんでもハマるのはやめようと思っている僕だが、ネットフリックスに関してはもう無理である。

しかも動画見てると時計も表示されなくなるからより一層キツい。イントロもスキップできちゃう。すーぐ次のエピソードに行っちゃう僕である。

デヴィッドフィンチャーの映画『SEVEN』でOPタイトル‘motion plus design’を使用したカイルクーパーは『ネットフリックスのイントロスキップが嫌いだ』と言っている。もちろん同意できるところはある。映画のOPに関しては作品の展開を示唆する一部パーツであり、そこからテーマや作風をも引き起こされるからだ。だから映画に関してはイントロスキップはしない。アニメとか、毎回同じOPを見なきゃいけない時だけだ。

最近は斉木楠雄のψ難にハマってる。原作も読もうと思ったが連載はもうすでに終わってるらしい。

漫画は諦めて今日もネットフリックス見るか。。。
あ、深夜3時…

ラジオ

「普段どんなアーティストの曲聴くんですか?」

と女性。おそらく同い年だろうが、僕はこの手の質問に少し戸惑ってしまう。

「あ、岡村靖幸とかTHE1975とか好きですね。なんかジャンル一つごと作っちゃう人ですかね。」

と僕は答える。もちろん嘘ではない。が、やっぱり1つにまとめあげるのは苦手だ。映画で言うと、「人生今まで見た中で1番好きな映画は?」に匹敵するほど難しい質問である。

まとめるのが難しいから、J-waveが好きですといえば僕の場合、解決する。僕は毎朝ラジオを聞く家庭だったから。

人肌恋しくなる夜にラジオをつけると誰かがしゃべっているからラジオは好き。そこに人を感じる。別につながっているわけでもなく、メールを送るわけでもなく僕はそこでラジオを聴いているだけだ。

そんな音楽とかに囲まれていたから、メインストリームだけれども少しずれてる音楽を好んで聴く。それと、夜の高速に似合う曲。(免許持ってないけど笑)

通な人、そうじゃない人、様々だが、好きな1枚となるとみんなきまって熱くなって語り始める。これは何故だろうか。やはり音楽が持ってる力は公然たる普遍さを持ち備えていて静かな感情がそこにある。音楽は手を離すことも繋ぐことも自由だから面白い。

とは言うものの、ちゃんと好きなアーティストを答えられるように不完全で曖昧な記憶を辿り、僕は僕の音楽性を作った音楽を探してみた。今思いつくところであげてみると、宇多田ヒカル、DEAN、星野源、プリンス、ディアンジェロ…

紙に書き出してみるとおもしろい。後から候補が上がることもある。このアーティストもそういえばそうだ!いやこのアーティストも!!と。枚挙にいとまがない。

ふと時計をみると午前3時。自分な好きなものを醸成する時間はあっという間なのだ。こうやってすぐ時間が経ってしまう。

そしてこの夜も、次「どんな曲聴くんですか」と聞かれたらどう答えようかと考えながら眠りにつくのだ。

「普段どんなアーティストの曲聴くんですか?」

また別の日、僕はこう答えた。「宇多田ヒカルとか、岡村ちゃん、DEAN、星野源、プリンス、ディアンジェロ….とか。あ、、、、、、」。やはり一つにまとめるのは苦手なようだ。

AUTHOR


okkaaa
1999年生まれ、19歳。 音楽クリエイター、ライター/フォトグラファー。

​2017年、楽曲「Lo-Fi」を発表。SpotifyのNewEraHipHopに選出。その後も、1st EP「younghood」を発表。また自主企画イベント「younghood town」も開催。
楽曲制作を行う傍らライターやブロガーとして執筆活動も行う。デジタルが普遍化した世界を紐解きつつ、音楽や映画などのエンタメ系の話題も様々な切り口で執筆を行う。
フォトグラファーとして12月に個展を開催予定。ミュージックビデオの構成や編集にとどまらずアートワークなども自身で手掛ける。

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